ピンクのワンピースに身を包んで、頬を上気させた少女。
手にしたそれは…?
なるほど、そういう事だったのね♪
身に覚えのある、そのカンジ。
気付くとザワザワ・気付くとウキウキ・そして気付くと目で追って…
全力で隠れてしまいたい程の一時だけど、それはきっと、何かを生む筈。
青く広い空の下、たたずむ1人の少年。
彼は今立ち止まっているのか、前へ進むその途中なのか…
覗き込むその手のひらに、一体何を見ているのでしょう。
俯いてしまっているとも、決意とも取れるその表情。
彼が見つめるのはきっと、これまで握りしめてきた「大きな木」の種なのでしょう。
私は、そう信じたいと思います。